このような時、お母さんとの“一対一”の時間を増やすだけで、多くの場合、不思議なくらい容易にこのスランプ状態を脱することができます。それは、子供たちにとってお母さんの重要性の占める割合が非常に大きいことを示すと共に、子供たちのスランプの原因の根が深くないということに起因しています。 お母さんとの関係が良い回転をし始めることで、すべてのことが良い回転に引き込まれるのです。逆に、原因探しをいくら一生懸命やっても、根が浅いだけにそれが原因であるという確証はつかめないことが多く、また、悪者探しにしかならないことが往々にしてあります。 それまでの子育ての中心がお母さんであっただけに、お母さんが責められることもよく見かけます。結果、お母さんが自信をなくし、子供たちのスランプは一層深くなります。もちろん、原因が特定できれば、その解決が必要ですが、お母さんとの“一対一”も並行して行うとより効果的です。 |