読み聞かせをしていてお母さんがちょっと困るのは、子供が「もう一回、もう一回」とねだることでしょう。加えて、次の日も次の日も同じ本を持ってきますから、お母さんはあきてしまいます。 でも、子供の「もう一回」はお母さんへの最高のほめ言葉、拍手喝采なのです。お母さんの読み聞かせが嬉しいからです、満足しているからです。 何回も同じ絵本を子供が読んで欲しがるのは、その絵本がその子供の心に響く何かがあるからです。それは大人が判断する「良い・悪い」とは別次元のものでしょう。 子供の将来そして夢のために、繰り返し響かせてあげてください。きっとどこかで花咲くことでしょう。また、字の読めない小さな子が、絵本のストーリーを空で覚えていることはよくあります。 この読み聞かせの繰り返しの中で、子供は言葉を、言葉のパターンを覚えていくのです。 |