両親の離婚を経験した子供は、大きくなるまで「自分がもっとお利口さんにしていたら両親は離婚しなかったんじゃないか」と思い続けているようです。特に離婚前の両親が口論している場面を記憶している年齢では、子供についての口論もあったでしょうから、当然でしょう。 でも、子供にとって「自分のせいで離婚したの」という質問は怖くてできませんし、子供がそんなことを考えているなどと親は夢にも思いませんから説明をしません。 したがって、子供は長年にわたって、開けてはいけない部屋を心の中に作ってしまいます。絶対に開けない部屋を維持することは、とても大きな精神的負担を生みます。 そこで、子供が中学校以上になったら、何回も繰り返し「あなたのせいで離婚したのでないからね」と伝えて下さい。 |