親は子供の話を聞くとき、どうしても何か批評したり、訓示を述べることを考えています。それどころか、子供と話をしているせっかくの機会だから、以前に言いそびれたことを言っとかないと思い始めます。 つまり、自分が次に言うことばかりを考えているのですから、話を聞いていないのと同じです。では、どうしたら、本当に子供の話を聞けるのでしょうか? 自分(親)が話したいことは、明日に話すと決めます。そう決めてしまえば、今のところ次に話す内容を作らなくてよくなりますから、相手(子供)の話している内容や表情に集中できます。 一度やってみてください、静かな心の中に相手の話がす〜っと流れ込んでくる感じを味わうことができますよ。これが「聴く」、“目と心と耳を傾けて聞く”ということなのです。 |