さて、叱る時のポイントをまとめてみましょう。 @具体的に、短く、その場で: 誰しも、嫌なことが長く続くと、その内容ではなく、嫌だった雰囲気だけが記憶に残ります。子供は現在だけに集中して生きていますから、後で注意するのは効果うす。他人のいる前でも叱れる度胸を持ちましょう。 A子供の言い分を聞く: 意外に子供なりの理屈があるものです。大人の理屈で頭ごなしに言わないで、一度、子供の話を聞いてみましょう。自分の主張を話す練習にもなります。それを聞いている内に、親の方も気持ちが冷静になれます。 Bついでに言わない: 夫婦ケンカでも同じですが、興奮してくると次々と昔のことを引き合いに出してしまいます。全人格の否定になりがちで、何のことを叱っていたのか分からなくなります。 C断言しない: 「絶対」・「必ず」・「当たり前」・「すべき」・「決まってる」・「はずがない」といった決め付けの言葉が出たら要注意。そうじゃない場合だってあるでしょ。意外に「私は〜した方が良いと思うよ」というぐらいに納めておいた方が、子供は「そうしようかなあ」と思います。 D逃げ道を残す: 上記のA・B・Cが、逃げ道を残すことになります。 |