「一人っ子」の子育てにおけるもう一つの注意点は、A人間関係の線を多くすることです。 人間関係の基本は、“一対一”のコミュニケーションです。三人家族では、一対一の人間関係の線は3本しかありません。4人家族になると、一気に2倍の6本に増えます。 人が生きていく上での生活力(人間力)とは、人間関係を築く力と考えることができます。人間関係の練習には“質”も大切ですが、子供たちにはまずもって“量”です。 おじいちゃん・おばあちゃん・親戚、兄弟姉妹の多い家庭との交流、将来はチームスポーツと、人間関係の線を多くしていく工夫をしましょう。核家族化や親戚付き合いの希薄化の進んだ現在では、人間関係不足は一人っ子だけの問題ではありません。子供は、他人に育ててもらうのです。 |