多賀クリニック(白山市)ホームページ

多賀クリニック(白山市)本紹介5

[ もどる ]   

「こんげつのいっさつ」 No.5

だいじょうぶ だいじょうぶ

 「 ぼくが今よりもずっと赤ちゃんに近く、おじいちゃんが今よりずっと元気だったころ、ぼくとおじいちゃんは毎日のように散歩を楽しんでいました。僕が困ったことや怖いことに出会うたび、おじいちゃんはぼくの手を握り、おまじないのようにつぶやくのでした、“だいじょうぶ、だいじょうぶ”」。

 “だいじょうぶ”という言葉は何の根拠もないのに、繰返し聞いている内に、心が落ち着いてくるのはなぜでしょうか。きっと大きな木のように、動かず寄り添ってくれる人がいてくれるだけで、気持ちが動揺しなくなるのです。宮沢賢二にあやかって、「サウイフモノニ ワタシハナリタイ」。




[ もどる ]