塗り薬は成分の点で大きく分けて、ステロイド入りと抗菌薬入りとその両方とも入ってないものの3種類に分かれます。また、ステロイドと抗菌薬が混じったものもあります。 ステロイド入りはアトピー性皮膚炎によく使われ、抗菌薬入りはトビヒ(伝染性膿痂疹)でよく使われます。ステロイドも抗菌薬も入っていないものは、保湿剤・保護剤といったような類です。 また、塗り薬は質感の点で大きく分けて、軟膏とクリームに分かれます。軟膏は半透明でベトベトしており、クリームは白くてサラサラしています。軟膏はベトベトしている分、皮膚への付着力が強いので、皮膚に長い時間付着しており効果が持続します。しかしテカッて見えます。 一方、クリームはサラサラしている分、伸びが良いので広い面積に塗るのに便利で、テカりません。しかし付着力が弱いので衣服にこすれたり、手洗いしたりすると取れやすいので、効果が長続きしません。 |