食物アレルギーは3〜5歳になると、多くの人が自然と耐性を獲得して、食べられるようになります。しかし、甲殻類(エビやカニ)・そば・ナッツ類は耐性が付きにくく、多くの人が一生食べるのを避ける必要があります。 乳児期の食物アレルギーに対して、以前は食事制限を強く行って栄養失調になる子供までいるくらいでした。しかし、最近では強い食事制限をしなくなりましたし、乳児期からも少しずつ食べていく方が食事アレルギーになりにくいという報告が増えてきています。 いつから、どれくらいの量を食べても良いかについては、判断の目安となるものがありません。したがって、医療機関で経口負荷試験として食べてみるか、または医療機関が営業している平日の日中に自宅で少しずつ食べさせてみる必要があります。いずれにしても、担当の医師と相談しながら行った方が安全です。 |