昔から「でべそは産婆さんのへその緒の切り方が長かったからだ」と言われました。しかし、臍帯(へその緒)はどこで切っても数日後に干からびて自然に取れるものですから、切る場所によって臍ヘルニアになるわけではありません。 臍ヘルニアは1〜2歳までに、何の治療をしなくてもほとんど自然に閉鎖します。しかしこの数年前から、腸の出入りを少なくしてあげた方が腹壁をこすらないので腹壁の閉鎖が早いということで、臍ヘルニアを綿球で圧迫しておく方法が取られるようになりました。 ただし、臍ヘルニアを綿球で押さえる際に、出てきている腸を圧迫することが時にありますから、小児外科の医師の指導をきちんと受けましょう。また、綿球を固定するために広いテープをお腹に貼りますので、そのテープにかぶれる場合には、この方法はしない方がよいです。 |