乳幼児では斜視があるように見えがちです。赤ちゃんの場合は左右の目頭の皮膚が目にかぶさっているので、無意識の内に大人の顔つきと比べて、赤ちゃんの目が内寄りになっていると錯覚するのです。もちろん、本当の斜視もありますので、本当の斜視と偽の斜視を区別する簡単な方法を試してみましょう。 赤ちゃんを誰かに抱っこしてもらって、赤ちゃんの2メーターほど前に座ります。赤ちゃんの顔に向かって、懐中電灯を照らします。赤ちゃんは懐中電灯の明かりに興味を示して、明かりの方を注視します。すると、赤ちゃんの両方の黒目の真ん中に懐中電灯の明かりが写っているのが分かります。 何回繰り返しても懐中電灯の明かりが赤ちゃんの黒目の真ん中に写らない場合には、斜視の可能性がありますから眼科を受診しましょう。 |