赤ちゃんは生後6か月ごろから熱を出すようになります。お母さんから胎盤を経由してもらった免疫グロブリンがなくなるからです。 その最初の熱を出す病気の代表が突発疹です。発熱が2〜3日続き、熱が下がるのと入れ替わりに、体から顔に小さい赤い発疹が4〜5日出ます。発疹はかゆくなく、水疱やカサブタを作りません。熱が出ている時期には他の症状がほとんどないので、診察だけで突発疹と診断することは不可能です。 しかし、突発疹と分かったとしても治療薬はありませんので、熱に対しての水分補給を心掛ければ十分です。熱が下がって発疹が出たら一安心なのですが、その後とてもぐずる場合があります。理由は分かっていませんが、2〜3日で落ち着きます。 水痘(水ぼうそう)では水疱がすべてカサブタになるまで自宅療養とされていますが、突発疹では発疹が出ていても保育施設へ行くことは許可されています。もちろん、お風呂もOKです。 |