溶連菌が重要なのは、まれですが急性糸球体腎炎(尿に血が混じる)やリウマチ熱(心臓の弁に障害を残す)などの続発症を起こすことです。抗菌薬がなかった昔には、急性糸球体腎炎やリウマチ熱が非常に多く発生しました。しかし、抗菌薬が非常に有効ですから、現在ではほとんどありません。その予防のためにも、抗菌薬を7〜10日間きちんと服用する必要があります。 急性糸球体腎炎になった場合には、血尿でオシッコが赤くなったり、顔や足がむくんだりします。リウマチ熱になった場合には、発熱・関節痛・発心といった症状が出ます。 |