オタフクや水ぼうそうに関して、予防接種をしていたのにかかったという場合が時々あります。これには二つの原因が考えられています。 一つは、予防接種をしたが、免疫が付かなかった。予防接種により免疫が付く可能性は約95%と言われています。すなわち、5%の人は最初から免疫が付かなかったのですから、予防能力はなく、うつる可能性があります。予防接種により免疫が付いたかどうかを正確に確認するためには、予防接種の1か月ほど後に採血をして抗体価が上昇しているかを調べます。 もう一つは、予防接種によって免疫が付いたが、年月が経過するうちに免疫が徐々に失われてきて、予防能力が消えてしまった場合です。1回の予防接種による免疫がどれくらいの年月持つかは、正確には分かっていません。 |