最近、ヒブ・肺炎球菌・不活化ポリオ・子宮頸癌の各種ワクチンが導入され、非常にたくさんのワクチンを接種するようになりました。どれを優先したらよいのか迷いますよね。 年齢によってワクチンの重要性は違ってきますから、絶対的な優先順位はありません。最も大切な原則は、@生後2か月になったらヒブと肺炎球菌のワクチンを始めること、A1歳になったら麻疹・風疹の混合ワクチンを受けることの二つです。 ヒブと肺炎球菌による髄膜炎や麻疹による肺炎・脳炎は、低い発生頻度ですが、重篤な後遺症を残す可能性があるからです。それ以外のワクチンは、できる限り早く順番に接種しましょうというぐらいに考えてください。 インフルエンザのワクチンは、生後6か月以上で接種することができますが、赤ちゃんには予防効果があまり高くありません。家族ができる限り予防接種を受けて、インフルエンザを持ち込まないようにしましょう。 |