子供が膝や足を痛がる時に、「成長痛ですね」と言われることがよくあります。成長痛というのは医学的な病名ではなく、検査をしても原因が分からない痛みに対して、しかたなく使われる言葉です。赤かったり腫れたりはなく、しばらくするとまたは一晩寝るとケロッと痛がらないことがほとんどです。 しかし、まれに骨腫瘍や股関節のペルテス病などが隠れていることがありますから、子供が膝や足を痛がった時にはその場で「どこが痛いの?」と聞いて、場所と腫れ・発赤を確認して下さい。後になって「どこが痛かったの?」と聞いても、子供たちは正確に答えることができません。いつも同じ場所を痛がる場合には、レントゲン写真やCTなどの検査を受けた方が安全です。 |