時々「保育所でマイコプラスマという肺炎が流行っています」という話をお聞きします。マイコプラスマというのは肺炎を起こしやすい菌の一種で、1年中、どこにでもおり、うつりやすいです。セキや熱が長引くことが多く、肺炎になりやすいのですが、あまり重症にはなりません。 マイコプラスマは細菌とウイルスの中間のような菌ですから、一般的に良く使われるペニシリン系やセフェム系の抗生物質は全く効かず、マクロライド系・ミノサイクリン系の抗生物質を服用する必要があります。一回かかっても免疫は付きませんので、またかかることがあります。 |