次のような熱性けいれんがあった時には、脳炎や脳症などの病気を合併している可能性がありますから、詳しい検査が必要になります。 @ けいれんが10分以上続いた場合 A けいれんが繰返し起きた場合 B けいれんが全身ではなく、体の一部だけに見られた場合 C 年齢が生後6か月以下や5歳以上の場合 D けいれんの後に、意識障害や体の麻痺が残った場合 時に、熱が急激に上昇する時の「悪寒(おかん)・戦慄(せんりつ)」による震えを熱性けいれんと見間違うことがあります。最も大切なチェックポイントは、家族の呼びかけに反応するか否かです。悪寒・戦慄では呼びかけの方へ目を向けますが、熱性けいれんでは意識がなくなり目が偏位固定していますので、呼びかけの方へ目を動かしません。 |