急性胃腸炎にかかった際、最も重要なのは水分補給です。吐いた後であれば、20〜30分待ってから、スプーンに1杯ずつぐらいの少量の水分を、ゆっくりと繰り返し飲ませましょう。水分は、電解質の補給のためにOS-1(オーエスワン)がお勧めですが、スポーツ飲料やジュース、お茶でも結構です。その時に欲しがって飲んでくれるものが一番です。 食事について、以前は「お腹を休めるために、食べさせるな」と言われましたが、絶食にすると脱水になり易く、腸の粘膜が衰えてしまいます。そのため、内容は何であっても構いませんので、柔らかめの物を少量ずつ食べさせましょう。 もしも吐くのを繰り返したり、黄色や緑色の液(十二指腸内の胆汁)を吐くようになったり、体重が7〜10%以上減少したら、点滴による水分補給が必要ですので、小児科を受診しましょう。 |