急性胃腸炎において最も気を付けなければいけないのは、脱水と血便の二つです。下痢は1週間〜2週間続いても、水分補給ができて、遊んでいる・あやすと笑顔が見られるのであれば、大丈夫でしょう。 胃腸の反射が敏感になっているため、何を飲んでも何を食べても、腸が動いて下痢をします。食べたものや飲んだものが合わなかったわけではありません。胃腸内に入ったウイルスまたは細菌を流し出すために下痢をしていますので、お薬で下痢を止める必要はありません。 また、普通の下痢でも回数が多くなると、便に血がまじってくることがあります。ただし、大腸菌O-157のような場合には、真っ赤な血便になります。便に血が混じり始めたら、念のため、便の培養検査を受けた方がよいでしょう。 |