これから寒さが強まってくると、アトピー性皮膚炎や乾燥肌のお子さんは、皮膚をかゆがり、引っかき傷が多くなります。皮膚はかけばかくほど、かゆみが増します。蚊に刺された時と同じです。かくという刺激により、皮膚の中にヒスタミンなどのかゆみ物質が出てくるからです。 したがって、皮膚に軟膏やクリームを塗ることはもちろん大切ですが、皮膚を傷つけないようにすることも重要です。でも実際のところ、「かくな!」というのは無理な話です。だって、寝ている間にでもかいてしまうのですから。 そこで、かかない方法を考えるのではなく、かいても皮膚の傷が少なくなるように、爪の管理をしましょうね。爪はいつの間には伸びてしまうものですから、皮膚がかゆい時期は“週末の爪切り”を心掛けましょう。 |