母乳育児の偏重には落とし穴が二つあります。 一つは、母乳が十分に出ないお母さんやご自身の病気・服薬のために母乳をあげることができないお母さんが、不必要な罪悪感を感じることです。おっぱいが出ないことを赤ちゃんに申し訳なく思い、陰で泣いているお母さんがいます。お母さんは皆、赤ちゃんのために一生懸命です。 一人目の赤ちゃんの時には母乳が出なかったのに、二人目ではたっぷり出る場合もあります。できるだけ早くから回数多く哺乳すること、乳房マッサージが痛くても我慢することは大切ですが、最終的にどれくらい出るかは神のみぞ知るです。 お母さんがリラックスしているか緊張しているかの表情を、おっぱいを飲みながら赤ちゃんは見ています。お母さんの表情が赤ちゃんに与える影響も大切といえます。 |