兄弟ケンカはどこで止めたらよいのでしょうか、止めないといけないのでしょうか? 昔の親はうまいこと言っていました、「物を持って叩こうとしたら止めなさい」と。つまり、素手で叩く・素足で蹴るぐらいの間は放っておいて大丈夫だが、積み木やおもちゃを持って叩こうとしたら止めなさいということです。確かに、素手・素足では自分も痛いので、思い切りはやれません。でも、物を持ってであれば、当たり方によって大きな怪我になります。 小児科外来で小学校5年生の長男に向かってお母さんが「5歳の弟を叩くときに、あまりに強く叩くので、怪我しないかと心配で」と言いましたが、その長男に尋ねると「当然、手加減してるよ」との返事。そうですよね、12歳が5歳を本気で叩いたら、大怪我するはずです。 確かに、兄弟ケンカでの救急受診はほとんどありません。 |