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多賀クリニック(白山市)子育ての知恵袋81

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「子育ての知恵袋」 No.81

ケンカ両成敗

子供たちはケンカになると、必ず「〇〇が〜〜した」とお母さんに言い付けにやってきます。すると、お母さんが「どちらが何したの」と順番に尋ねて、誰が原因を作ったのかを調査します。
お母さんがそうやって時間をかけて審議しても、結局、不満が残ります。なぜなら、その兄弟ケンカのかなり前のことが伏線になっている可能性があるからです。
伏線が強ければ、叱られた子どもは不満がつのります。とすれば、昔から言われているように、ケンカ両成敗、「ケンカするのは両方が悪いの」と一喝するのが、正しいかどうかは分かりませんが最も有効なのです。

あるお母さんがケンカ両成敗の提案を受けて、子どもたちが言い付けに来たときに「あなたたちのケンカはどちらが悪いのかよく分からんし、自分たちで決めて」と言うように変えたそうです。それを2回繰り返したところ、子どもたちはもうお母さんのところに言い付けに来なくなったそうです。
お母さんは兄弟ケンカが始まっても、イライラしなくなり、仲裁する時間も取られず、本当に楽になったそうです。




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