お父さんがなかなか家事や育児を手伝ってくれないという話を、お母さん方からよく聞きます。アンケートでは、多くのお父さんが「手伝おうと思っている」と答えています。この食い違いはどこから生まれるのでしょうか? 実のところ、お父さんは何を手伝ったらよいか分からないので、手を出せないでいるのです。お母さんからすれば「それぐらい察してよ」と思われるでしょうが、臨機応変に対応する能力が女性ほどではないので、マゴマゴしています。ですから、お父さんには、「〇〇してね」と具体的に指示してあげることが大切です。できることなら、「○○してね」の前か後ろに「お願い」を入れるとさらに効果的ですし、終わった後に「ありがとう」を追加すると次回がさらにスムーズに進みます。 『ありがとういっぱい運動』の項で書きましたが、指し図するより、ありがとうを付け加える方が、人は動くようになります。 |