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多賀クリニック（白山市)ハテナ117
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「みんなのハテナ」 No.117
思春期アスリートの貧血
| 思春期での激しい運動、特に陸上長距離・バスケットボール・剣道などの足底に強い衝撃がかかるスポーツに鉄欠乏性貧血が多いことが分かっています。原因として汗に少しずつの鉄分が分泌されることや、衝撃を受けた足底で赤血球が破壊されることなどが推測されています。 加えて、女性の場合には思春期になって生理が始まり、定期的に血液すなわち鉄を喪失しますから、なお一層、鉄欠乏性貧血になりやすいことになります。 また、新体操などのように体重を抑えたいスポーツやダイエット目的での食事制限をしている場合には、なお一層頻度が高くなります。 同じ練習をしているのに息切れするようになったとか、自己記録が伸びなくなったどころか下がってきたといった場合に、鉄欠乏性貧血が見つかることがあります。 赤血球は酸素を運ぶトラックですから、貧血になれば酸素運搬トラックが少なくなり、回数多く動かす必要がでてきます。 そのためには心拍数を上げて、血液の回転を速くします。 当然、心臓は動き疲れてしまい、アップアップになります。 |
