<お母さんからの質問> 前々回・前回の説明(六月二十七日・七月十八日付)通り、夏休みに一対一家族旅行をしました。 とても楽しくて、親として感じることが多いのに驚きました。 最初の一対一旅行は次男(小六)と私。 お兄ちゃんの強い意見や妹のわがままに付き合い、次男の意見が反映されないことが多いので、自分の思いが全てかなうこと、アイデアを出し合って内容をアレンジできることに張り切って動きました。 帰宅すると、旅の醍醐味(だいごみ)をお土産とともに家族に熱弁していました。 以降、今まで以上に朗らかで、素直に甘えたり、積極的に自己表現するようになりました。 長男(高一)は行き先・スケジュールから、旅行中の行動全てを決めてくれたので、私はおんぶに抱っこの楽ちん旅行でした。 彼がいかに成長して、自分で考えて行動できるようになっているかを感じました。 写真の撮り方も上手。 次は、娘(小三)とお父さんの一対一旅行です。 兄二人に情報をもらい、ワクワクして計画しています。 (小3と小6と高1の子どものママ) <多賀先生のアドバイス> 家族全員旅行をした場合、それぞれが家族内での役割を演じます。その方が安定・安心だからです。 人間関係の基本は一対一です。 一対一に戻してみると、新しい側面を見られますよ。 〔北陸中日新聞 令和5年8月15日掲載〕 |