

<お母さんからの質問> しつけを含め、子どもに対しての家庭の役割とは何でしょうか? (1歳の子どものママ) <多賀先生のアドバイス> ![]() 家庭の存在価値は、大人にとっては、生活する場所であり、休養、リラックスする場所です。 子どもにとっても同じ価値がありますが、もう一つ、「自立へ送り届ける」という意味があります。 自立とは、社会の中で協力して生きていけるということです。 生きていくとは「ありがとう・お願いします・すみませんをきちんと言える」というように考えればよいでしょう。 子どもたちがそれらを身につけるのに最も良い方法は、親がその見本を見せてあげることです。 人に対する信頼感と自分に対する自己肯定感ができあがると、自立を強制しなくても、子どもたちは自然に自立へと向かいます。 子どもたちの信頼感は自分の親を信じることから生まれ、自己肯定感は親が自分を信じてくれていることから生まれます。 〔北陸中日新聞 令和6年3月19日掲載〕 |
