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多賀クリニック(白山市)子育ての知恵袋153

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「子育ての知恵袋」 No.153

「頑張ったね」は見ていた証し

<お母さんからの質問>


前回の回答(4月9日付)を読んで、「頑張れ」は使い方次第で危ないと分かりましたが、子どもに「頑張れ」と言いたい気持ちをどうしたら良いでしょうか?


(二人の子どものママ)



<多賀先生のアドバイス>


「頑張れ」は言われる相手が、何をしたら良いか分かっている時にだけ声援になります。

しかし、「頑張ったね」という過去形で使用すると、不思議なことにオールマイティーで使えます。

相手がとても頑張った後であっても、それほど頑張っていなくても、「頑張ったね」と言われると「自分の頑張っていた所を見ていてくれたんだ」と感じることができます。


この「見ていてくれたんだ」という点が大切なのです。

小さい子どもたちは親や先生に向かって「見て、見て」とか「見てて、見てて」と言います。

誰かが見ていてくれると感じることによって、安心してチャレンジできるのです。


私が米国に留学した折、日本人であれば「頑張れ」と言われる場面で、米国人からは「Good luck!(グッド・ラック)」と言われました。

Good luckというのは「ここまで一生懸命に準備してきたのだから、ここからは運が良いことを祈りましょう」という意味です。

この方が気が楽ですよね。


〔北陸中日新聞 令和6年5月7日掲載〕





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