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多賀クリニック(白山市)子育ての知恵袋151

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「子育ての知恵袋」 No.151

大切な信頼感と自己肯定感

<お母さんからの質問>


しつけを含め、子どもに対しての家庭の役割とは何でしょうか?


(1歳の子どものママ)



<多賀先生のアドバイス>



家庭の存在価値は、大人にとっては、生活する場所であり、休養、リラックスする場所です。

子どもにとっても同じ価値がありますが、もう一つ、「自立へ送り届ける」という意味があります。

自立とは、社会の中で協力して生きていけるということです。

生きていくとは「ありがとう・お願いします・すみませんをきちんと言える」というように考えればよいでしょう。

子どもたちがそれらを身につけるのに最も良い方法は、親がその見本を見せてあげることです。

人に対する信頼感と自分に対する自己肯定感ができあがると、自立を強制しなくても、子どもたちは自然に自立へと向かいます。

子どもたちの信頼感は自分の親を信じることから生まれ、自己肯定感は親が自分を信じてくれていることから生まれます。


〔北陸中日新聞 令和6年3月19日掲載〕





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