多賀クリニック（白山市）ホームページ

乳幼児の下着にはよく股下ホックが付いています。

ハイハイしても、どのように動き回っても、お腹が出ないので安心です。でもこの安心の股下ホックが、診察室では曲者（くせもの）なのです。診察室に入っていただいて、話をお聞きし、「では診察しますから胸を出してくださいね」という順番になります。

すると、お母さんはあわてて、ズボンの中に手を突っ込んで、股下ホックを外しにかかります。しかし、ズボンを脱がさずに股下ホックをはずすことは、意外に難しい。私は赤ちゃんが泣かないように背中の診察から始めることが多いですが、背中側から股下ホックをはずすのは、前からのアプローチよりさらに難しい。無理して引っ張って外そうとすると、服が破れます。

小児科外来では診察が必ずありますので、待合室にいる間に股下ホックを外しておいていただけるととってもありがたいです。