7〜9ヶ月の赤ちゃんは人見知りから、お父さんの抱っこでも 嫌がることがあります。 3〜5歳の子どもでは完全なお母さん子に傾いて「お母さんがいい」の連呼で、お父さんを寄せ付けないことがあります。 そうなると、お父さんはショックで、「どうせ俺なんか」といじけて、子どもから遠ざかってしまいます。 この時、子どもとの接触をお父さんに強要する必要はありません。「お父さんがお母さんへの手助けを心掛けていれば大丈夫です」と私はお話ししています 。 なぜなら、子どもたちにとって一番大切な人は間違いなくお母さんですから、その大切なお母さんに対して手助けをしてくれる・大切にしてくれる人のことを子どもたちは必ず好きになり、信用するようになるからです。 逆に言えば、子どもが小さい時にお父さんがお母さんの手助けをしている姿を見せていなくて、思春期になってお母さんに「ちょっと、お父さん怒ってやってよ」と言われてお父さんが 訓示しても、効果はありません。子どもたちがお父さんを認めていないからです。お母さんが子どもと一緒にお風呂に入るために、お父さんが皿洗いをする。 お母さんが子どもに添い寝をして絵本を読んであげるために、 お父さんが洗濯物をたたむ。そんなお父さんの姿が子どもたちの記憶に刷り込まれます。 子どもの前でお父さんが「お母さん、○○しておくよ」と言い、お母さんが「お父さん、ありがとう」と返せば、より効果的でしょう。 思春期の女の子がお父さんを嫌って全く話をしなくなった場合には、『子育ての知恵袋:73』の「娘にクソばばあと言われたら(2/2)」をお読みください。 |