古今東西のお母さんは子どもの取り扱いに苦労しています。 しかし実は、古今東西の子どもたちもお母さんの取り扱いに苦労しているのです。その子どもの悪戦苦闘を文章にしたのが、 『かあちゃんの取扱説明書』です。 「ぼくんちで、一番いばっているのはかあちゃんです。とうちゃんよりもずっとおっかないし、いばっています。今日も朝からガミガミうるさくって、ぼくはハラがたちました」という 子どもの作文から始まります。 お父さんと協力して、かあちゃんの取扱説明書を作って、かあちゃんをうまく操ろうという物語なのですが、どこの家庭でも起きる「あるある」の出来事・バトルが出てきて、とても楽しめますし、とても振り返ることができて、とても考えさせられます。 151ページの本で、小学校高学年用ですが、大人でも、子どもと一緒に読んでも面白いです。 親子関係が楽しくなります。 |