この絵本には、子どもたちがどれほどお母さんのことを好きかが書かれています。 そして、どんな風にしてくれたら子どもたちがお母さんをもっと好きになるかも、具体的にいっぱい書かれています。 でも、子どもたちがして欲しいと思っていることをいっぱいできなくてもいいのです。 少しだけできれば十分です。それどころか、そうしてあげたいなぁと思うだけでも、子どもとの関係は変わっていきます。 その気持ちが、お母さんの体の向きを子どもたちの方に1度動かすからです。 お母さんの微妙な変化でも、子どもたちは敏感に感じ取るのです、嬉しいのです。 作者の宮西達也さんも絵本のカバーの裏側の折り返しに書いています。 子どもはお母さんが大好きです。自分のお母さんがどんなにおこりんぼうでも。 ・・・中略・・・ そんなお母さんを、子どもは、許してくれるのです。 何度でも何度でも許してくれます。そして、笑顔で「お母さん だいすきだよ」って言ってくれます。 好きということは、受け入れているということです。 |