口癖は意識していても、なかなか消えないものです。 “最悪”が口癖のお母さんは2週間後、「自宅でも職場でも “最悪”の言葉を何回も言っていてびっくりしました、直後に子どもの表情が変化するのが分かりました、これは子どもにも影響しますよね、でも言わないようにと思っていても無意識に出てしまいます、どうしましょう?」と。 多賀:「そうやって意識することを続けていけば、少しずつ減ってきますから大丈夫です」 1年後、お母さんは「減ったとは思いますが、まだ“最悪”が時々出ます、自分でもしまったーと気づきます」と言われました。 何年も口癖になっている言葉を消すには、同じくらい何年かかかるでしょう。 そこで、口癖への対策を考えました。 思わず口癖が出てしまったら、「これぐらいでは最悪じゃないね」とか、「今から○○すれば大丈夫になるね」と“自己フォロー”すれば、帳消しできます。 それも早ければ早いほど効果的ですから、すぐに言いましょう。 言わない努力は非常に難しいですが、“自己フォロー”は言い方を決めておけるので簡単です。もちろん、自分以外の家族に言ってもらう“他者フォロー”もOKです。 |