<お母さんからの質問> 前回の説明(6月27日付)通り、夏休みは一対一の家族旅行にしました。 同行者と行き先は、子どもたちが決めました。 他に楽しい工夫はありますか? (小3と小6と高1の子どものママ) <多賀先生のアドバイス> 旅行の楽しさは旅行中だけでなく、前と後にもあります。 旅行の前、行き先は子どもの希望が最優先ですが、スケジュールを親子で一緒に立て、旅行パンフレットを作って、残りの家族に見せましょう。 この機会に時刻表の見方を学ぶのも楽しいでしょう。 また、小学生以上であれば、切符などの手配や購入を子ども自身に任せてみてはどうでしょう。 子どもにとって、任される喜びは計り知れません。 旅行中、カメラを子どもに渡しましょう。 デジカメやスマホであれば何枚撮ってもオッケー。 子どもが何に興味を持っているかが分かります。 無駄な写真が、後になって面白い。 毎日、残った家族に旅先から絵はがきを書きます。 切手だけを持参するのがこつです。 旅行の後、残りの家族に対して旅行報告会をしましょう。 写真をパンフレットを見ながら話せば、自然にいろいろ話せます。子どもには良いプレゼンの練習になります。 親は家族全員旅行で味わえない子どもの側面を見ることができますから、旅行で感じたことを文にして残しましょう。 〔北陸中日新聞 令和5年7月18日掲載〕 |